姿勢の歪み …って、骨が歪む ことだと思っていませんか?

姿勢が歪む原因

あなたは 姿勢の歪み と聞くと、骨そのものが歪んだり、変形していると思ってはいませんか?

姿勢の崩れは以下の2つに分けることができます。

①骨が変形しているケース
②骨の変形はなく、配列だけがくずれているケース

骨が変形しているケース

骨の変形による姿勢の崩れは、先天性のものや「変形性関節症」と呼ばれる骨の病気です。
また、後天的にはホルモンの影響や加齢などにより、骨密度が低下して骨が変形することによっても起こります。

ホルモンの分泌が変化する更年期以降の女性に特に多く見られ、脚が大きく外に曲がったおばあさんや、背中が丸くなっているおじいさんは、骨が変形していることがほとんどです。
そして、変形した骨はもとに戻りません。

骨そのものが変形してしまっているので、どうしても真っ直ぐに並べることはできません。

残された治療法は人工関節を入れること。
膝や股関節、肩や肘などの手足の場合は人工関節を入れて、変形した骨と置き換えることができます。

でも、中枢神経が通っている脊柱は、リスクが大きくて置き換えることはできないので、現代の医学では変形性関節症で丸くなった背中を元の戻すことは、残念ながらできません。

歪んだ積み木は、どうやっても真っ直ぐ積み上げられないのと似ています。

骨の変形はなく、配列がくずれているケース

骨の変形が起きていない状態での姿勢の崩れは、基本的にこのケースです。
積み木自体はゆがんでいないけど、真っ直ぐ積み上げられていない状態がこれに当たります。

しかし、ただ単に配列が崩れているだけだから、真っ直ぐに並べ替えればいいかというと、そうでもありません。ちゃんと機能し、健康な状態になるように並べなければいけません。

もちろん、真っ直ぐ並べることは大切ですが、それよりも大切なのは、真っ直ぐ並んだ状態を自分で維持できるようにすること。
また、多少の崩れたとしても自分で元に戻せるようにすることです。

そのためには、どうして骨格の配列の崩れ、姿勢の歪みが起きるかを知っておく必要があります。

骨と筋肉の関係

骨と筋肉は切っても切れない関係にあります。

筋肉はゴムのように伸び縮みすることで動きを生み出します。
力を抜いているときは、ゴムが伸びた状態。
反対に力を入れているときはゴムが縮んだ状態。力こぶがプクッと膨らむのは、筋肉が縮んで太くなっているからです。

しかし、それだけでは動きを生み出すことはできません。
筋肉が伸びたり縮んだりするには、どこかにくっついていないといけないのです。

端が固定されていないゴムを引っ張っても、ただこちらに移動してくるだけで、伸び縮みすることはありません。ただの紐と同じ。
ズボンのウエストにゴム紐を通しても、端をくくり合わすか、縫い付けていないと意味がないですよね。

一方の端を壁に固定して、もう反対の端を持って引っ張るとゴムは伸び、縮もうとします。ゴムは両端が固定されて伸び縮みすることで初めて力を発揮するのです。

筋肉も同じです。
筋肉の場合は、骨に固定されるて伸び縮みすることで力を発揮し、動きを生み出すのです。

一方の骨は積み木や棒のようなもので、それ自体には伸縮性も動く力もありません。
伸び縮みする筋肉に引っ張られることで、はじめて動くことができるようになります

歪みは筋肉が作り出す

骨格の歪みは、筋肉が骨を特定の方向に引っ張り続けることでうまれます。

骨と骨が隣り合っている部分を関節といい、筋肉は関節をまたいで骨に固定されています。
筋肉は関節の前と後ろ、表と裏、右と左というように、対になっていて、一方が縮む時、反対側は伸びるようになっています。
このとき縮む筋肉を「主導筋」、伸びるほうを「拮抗筋」といいます。

腕を曲げると「上腕二頭筋」が縮み、「上腕三頭筋」は伸びる

例えば、肘を曲げるときは肘関節の内側にある上腕二頭筋(主導筋)が縮み、肘の外側にある上腕三頭筋(拮抗筋)は伸ばされています。
反対に肘を伸ばすときは腕の外側にある上腕三頭筋が縮んでいき、内側にある上腕二頭筋は伸ばされていきます。

このように拮抗する筋肉同士で、伸び縮みが交互に行われていれば問題はありません。
でも、一方が縮みっぱなし、一方は伸ばされっっぱなしの状態が長く続くと、筋肉に繋がっている骨がひっぱられてしまい、少しずつ場所がずれていき、その結果、配列が崩れてしまいます。

猫背のメカニズム

日常生活において、長時間肘を曲げっぱしということはあまりないでしょうし、仮に肘をずっと曲げていたとしても、姿勢にはあまり影響がありません。

では、猫背を例にとってみましょう。
パソコンを使っての長時間のデスクワークや、スマートフォンの使いすぎによる姿勢の崩れでもっとも典型的なのが猫背です

猫背は日本人の6割が悩まされるといわれている肩こりの、大きな要因でもあります。

骨の動き

猫背になる時、骨はどんな配列になるでしょう?
ここでは体の中心ラインである首の骨と背骨、肩を構成する鎖骨、上腕骨、肩甲骨について見てみましょう。

気をつけの姿勢と比べてみると、猫背になると肩と首は前方にせり出してきます。

首は本来、軽く後ろ向きにカーブしていますが、猫背になると後ろ向きのカーブが浅くなり直線的になってしまいます。
時には完全に前向きのカーブになってしまいますこともあります。

姿勢の歪み 猫背

猫背になると、頭と肩が前にせり出します。

鎖骨は正しい位置にあれば、首の付け根からやや後ろ向きに向かっています。
その先にある上腕骨は体の真横にあるのが、正常な位置です。
でも、猫背になると鎖骨は前向きになり、上腕骨も体の前にせり出してきます。


今度は背中側から見てみましょう。

肩が動く時に重要な働きをしているのが肩甲骨です。
肩甲骨は背骨を挟んで、握り拳約1.5個分の間を開けて左右に並んでいます。
しかし、猫背になると肩甲骨は鎖骨と上腕骨と連動して、左右に広がっていきます。
また、背骨が前向きにカーブしていくことで、上にもずれていってしまいます。

姿勢の歪み 背中がわ

肩甲骨は左右に広がり、上に上がっていきます。

背骨は横から見ると、生理的湾曲と呼ばれる、ゆるいS字カーブを描いています。
猫背になるとこのカーブは崩れ、大きなC字になってしまいます。

猫背になると骨の位置関係=配列はこのように崩れてしまいます。

筋肉の動き

では、この時筋肉はどうなっているでしょう?

大雑把に言うと、体の前側の筋肉は縮み、反対に後ろ側の筋肉は伸ばされています。
ここで大事なのは、これは骨が動いた結果ではないということです。

例えばパソコンを使う時、キーボードやマウスを操作しやすくするために、大胸筋をはじめとする体の前側の筋肉が収縮して力を使い、鎖骨や上腕骨、肩甲骨を前方に持ってきます。
同時に画面や手元を集中してみるために、首の前側の筋肉に引っ張られて、頭が前にせり出してきます。
この時、前側の筋肉は力を使うために縮んで太くなり、後ろ側の筋肉は脱力し伸ばされています。

姿勢の歪み の原因

こんな姿勢だと前は縮み、後ろは伸ばされた状態が続くことに・・・

こうしてみると分かるように、体を動かすのはあくまでも筋肉の役目です。
姿勢も体の動きの1つなので、姿勢が崩れるかどうかを決めるのも筋肉の働きなのです。

筋肉が固くなると歪みが生まれる

筋肉は伸び縮みすることで、血行が良くなり、柔らかさを保つことができます。

でも、伸びっぱなし縮っぱなしだと、血行が悪くなって固くなってしまいます。
そうなると、縮み続けた筋肉は伸びにくくなるし、伸び続けた筋肉は縮みにくくなります。

固くなった筋肉はひっついている骨を引っ張り続けるので、骨が本来の位置からずれて配列が歪んでしまいます。
筋肉の柔軟性が保たれていれば一時的なズレですぐにもとにもどりますが、筋肉がかたくなってしまうと元に戻れなくなります。

これが姿勢が崩れるメカニズムです。

姿勢の歪み の原因

固くなった筋肉が骨を引っ張り続けることが 姿勢の歪み の原因。

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ABOUTこの記事をかいた人

山口 和也

バランス整体 扇町 院長。 中学生の頃に腰を痛めたのがきっかけで、「治療」に興味を持つ。 大学卒業後、デスクワーク主体の仕事で持病の腰痛が悪化する中、再び「治療」に興味を抱き、会社に勤めながら整体のスクールに通う。 2010年、会社を退職し整体師に転職。 2012年、大阪市北区にバランス整体 扇町を開院。 大阪府富田林市出身:1975年12月27日生。一児の父。