自律神経 とは、脳と体の「ほう・れん・そう」

ほうれんそう

仕事では「ほう・れん・そう」がとても大切ですよね。
社長がしっかりと方針を決め、状態を把握し指令を出す。

従業員はそれに従い、きちんと「ほう・れん・そう」する。
これができていない会社は、いろいろな所で不具合が生じてきます。
経営が上手く回っている会社は、社長がそんなに出張っていかなくても、各従業員が決められたことを自主的に遂行し、各部署単位で自律的に仕事を進めていくことができます。

体の働きは会社に似ている

筋肉や骨格、内臓や神経などが、それぞれの役割を果たしながら助け合い、体を健康な状態に保っているというのは、会社などの組織と、とてもよく似ています。
頭(脳)は社長、それを支える体は、実務を担当する従業員といえます。

あなたが勤めている会社の社長さんがどうかは知りませんが、人間の体では、社長(脳)は従業員(体)のことをとても気にしています。
また、従業員も社長のことをとても信頼し大切にしています。

脳とカラダも「ほう・れん・そう」している

脳は体が健全に活動できる状態か、何か不都合はないか、不足しているものはないかを常に見ています。
疲れて来れば休息を与えるし、お腹が減って来れば食事をするようにすすめる。常に情報を交換しながら、100%の活動ができるようにしています。

体も体で、脳の指示にきっちり従うし、状態を共有するために情報を送っています。
疲れたり状態が悪くなってくると、疲れや痛み、だるさなどの情報を送って休息を求める。

しっかりと「ほう・れん・そう」ができています。

会社と同じく、脳(社長)と肉体(従業員)の連携が取れていれば、健康でいられるし、健康をそこなったとしても、適切な対処をとることで、すぐに回復することができます。
この何もしなくても、脳とカラダが勝手に連携して働く仕組みが 自律神経系 の働きです。

自律神経系がちゃんと働いていれば、多少の不調も自然と回復するし、健康な状態を保つことができます。

しかし、なんらかの原因で能と肉体の連携がうまくいかなくなることがあります。
一時的であればそれほど問題ではありませんが、長く続くと大きな問題になってきます。

神経は脳とカラダのホットライン

神経は大きく分けて、中枢神経と抹消神経とに分類されます。

中枢神経とは、脳とそこから出ている脊髄のことです。
脳は頭蓋骨の中に浮かんでおり、脊髄は脊椎にある脊柱管を通って頚椎・胸椎・腰椎・仙骨と下って、尾骨にいたります。

この中枢神経が枝分かれし、全身へと張り巡らされています。
枝分かれした部分を末梢神経と呼びます。

中枢神経から枝分かれした末梢神経は、背骨と背骨のすきまを通って、背骨の外へと出て行きます。
背骨のバランスが取れた状態で、背骨の中のとおり道(脊柱管)もしっかりと空間が確保され、背骨と背骨の間も適度にすきまがあれば、神経は滞りなく流れることができます。

脳とカラダのホットラインがちゃんとつながっていて、情報のやり取りができている状態ですね。

神経が滞りなく流れる=情報の伝達がスムーズにいき、自律神経が機能する状態。

ホットラインが断絶

しかし姿勢が悪くなると、背骨に歪みができることで、隙間が狭くなってしまいます。

また、背骨の周辺には、脊柱起立筋群と呼ばれる多くの筋肉が取り巻いています。これらの筋肉は、体を支えて運動するのはもちろん、背骨とともに体を支え役割があります。
姿勢が悪くなり背骨に歪みがあると、筋肉の負担が増えてしまいます。これが腰痛や背中、肩の凝りや痛みの大きな原因です。

脊柱からでた末梢神経は骨格や筋肉、血管や内臓などの組織の隙間を縫うようにして全身に走っています。
しかし、背骨を取り巻く脊柱起立筋が固くなると、神経の通り道が狭くなり圧迫されてしまいます。
そうすると脳と体の情報伝達がうまくできなくなります。

従業員は大変なことが起きているからと、社長室に内線電話をかけているのに、電話線が繋がっていなくて、社長が気づかない。という状況に陥ってしまいます。

こうして、姿勢が悪くなると 自律神経 の働きも鈍くなってしまうのです。

自律神経 の働きを感じてみよう!4つの実験

心を健全にたもつには、言うまでもなく体の健康を保つことがとても重要です。
そして、脳が体の状況を知るための基準にしている指標があります。
それが姿勢です。

脳と体の情報伝達

何かを考えたり、体を動かしたりするのは脳の役割です。
だから、脳が体全体を一方的に支配しているように思うかもしれませんが、実はそうではありません。

脳と体は常に情報交換をしています。
脳は体に様々な指令を送りますが、それには体の各所から送られてくる情報が必要です。

それは脳には感覚器が存在しないからです。
感覚器の代表的なものとしては、触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感がありますが、これらはすべて体外、あるいは体内に起こった刺激や反応を脳に伝える役割を果たしています。

脳は痛みを感じない

脳には味覚や嗅覚はもちろん、痛覚すら存在しません。

映画「ハンニバル」でこんなシーンがありました。
ハンニバル・レクター博士が生きている人の頭蓋を開き脳を調理して本人に食べさせるというシーンです。
当の本人は何が起こっているか分かっていません。

とてもショッキングなシーンで、この映画を観たけどこのシーンの印象が強すぎて、前後のストーリーをあまり覚えていないという人も結構いるらしいです。
これも脳自体に痛覚をはじめとする感覚器官が備わっていないから可能なことです。

ハンニバルシリーズには、どれも似たシーンが出てきます。
興味があれば、観てみて。

ちなみに脳は痛みを感じなくても、正確には骨を覆う骨膜や筋肉は、当然痛みを感じるので頭蓋を開かれていて気づかないということはありえません。麻酔をかけていれば感覚が麻痺するので痛みには気づきませんが、このシーンでは食べられている登場人物の意識ははっきりしているようなので、麻酔が効いているということもない思います。なので、現実的にはあのシーンは起こりえありません。

姿勢がどれぐらいココロに影響を与えるか実験

落ち込んだときほど、前向きに!

実験してみましょう!

実験1

背中を丸めて、いかにも疲れている、元気がないような姿勢を作ってみてください。
その姿勢で

「私めっちゃ元気!今日も1日、最高の気分!」と言ってみましょう。

これでは元気な気持ちになんか、なれないですよね。

実験2

胸を張って堂々とした姿勢になり
「私ぜんぜん元気ありません。今日も1日最悪の気分・・・」

そんなに落ち込んでる気分を感じなかったのではないですか?

今度は姿勢と言葉の組み合わせを入れ替えてやってみましょう。

実験3

背中を丸めて「私ぜんぜん元気ありません。今日も1日最悪の気分」

実験4

堂々とした姿勢で「めっちゃ元気。今日も1日、最高の気分」

どうですか?
姿勢が変わるだけで、これほども心の持ちようが変わってくることを実感していただけたと思います。

背中を丸めるのはどんなとき?

では、どうしてこんなにも姿勢が心に影響を与えるのでしょうか。
それは、本来どのようなときに、背中を丸めた姿勢を取るのか?ということを考えれば分かります。

落ち込んでいる、やる気がないといった心の状態と関係なく、自然と意識せずに背中が丸くなるのは、どういうときだと思いますか。
それは、疲れているときや怪我をしているとき、体のどこか、特に内臓の調子が悪いとき、病気のときです。

そんなときは、活発に活動していると、怪我や病気が悪化して、いつまでも治りません。
調子が悪いときには、できるだけ活動を少なくして、カラダの回復につとめるのが動物としての本能なのです。

でも、たとえ健康だっとしても、背中を丸めた姿勢をとっていると、脳は「いまはどこかに不調がある。だったらおとなしくしていよう」と判断して、カラダだけじゃなく、ココロの活動レベルまで下げてしまうのです。

いつも、前向きで元気でいたいなら、正しい姿勢を保つように意識してみましょう♪

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ABOUTこの記事をかいた人

山口 和也

バランス整体 扇町 院長。 中学生の頃に腰を痛めたのがきっかけで、「治療」に興味を持つ。 大学卒業後、デスクワーク主体の仕事で持病の腰痛が悪化する中、再び「治療」に興味を抱き、会社に勤めながら整体のスクールに通う。 2010年、会社を退職し整体師に転職。 2012年、大阪市北区にバランス整体 扇町を開院。 大阪府富田林市出身:1975年12月27日生。一児の父。