知ってほしい…悪い姿勢も 便秘の原因 ということを。

便秘の原因 姿勢

厚生労働省の調査によると、便秘に悩む人の人数は少なくとも670万人はいると言われています。
便秘には、食生活を始めとする生活習慣の乱れやストレス、ホルモンの影響など、色々な原因がありますが、今回は悪い姿勢が 便秘の原因 になるというお話です。

便秘の原因 と骨盤底筋群

姿勢を支えて、全身のバランスをとるために、とても重要な役割を果たしている部位があります。
全身の要ともいうべき場所。それが「骨盤」です。

骨盤は上半身と下半身をつなぎ、全身のバランスを取るための最重要部位といってもいいでしょう。
骨盤が傾いたり、歪んだりすれば全身のバランスが崩れるし、それが内臓へも影響を与えます。

骨盤のなかには、骨盤自身を安定させ、全身と連動するため「骨盤底筋群」と呼ばれる筋肉群があります。
この骨盤底筋群の主な働きは次の3つ。

骨盤自体を内側にひきよせる安定させる

骨盤は上半身と下半身を繋いでいます。
その骨盤自体を支え、崩れないようにするのが骨盤底筋群の働きです。
骨盤底筋群が弱くなると骨盤自体を支えられなくなるので、ねじれや歪みを引き起こします。

骨盤底筋は、骨盤の一番下側にある筋肉群のこと。

肛門、尿道、膣を締める

骨盤底筋群には「括約筋」という、尿道や肛門、膣を締める働きをする筋肉があります。
女性が妊娠・出産をすると尿漏れをしやすくなることがあります。
これは出産時に括約筋が伸びきることで(断裂することも)、その後、筋力が落ちてしまうためにおこります。

内臓を下から支える

骨盤底筋群は骨盤を構成する骨と骨をつなぎ、ネットのように張り巡らされています。
これが骨盤自体を内側に引き寄せる力にもなるし、また、ハンモックのように内臓を下から支える役割を果たしています。

上の2つも骨盤底筋群の働きとしてはとても重要ですが、この章では3つ目の「内臓を支える」役割に着目して説明していきます。

内臓を支えるハンモック

骨盤底筋群は、その字のとおり骨盤の底にある筋肉の総称で、以下の9つの筋肉で構成されています。

・恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん)
・支笏尾骨筋(しこつびこつきん)
・腸骨尾骨筋(ちょうこつびこつきん)
・深会陰横筋(しんえいんおうきん)
・浅会陰横筋(せんえいんおうきん)
・外肛門括約筋(がいこうもんかつやくきん)
・外尿道括約筋(がいにょうどうかつやくきん)
・球海綿体筋(きゅうかいめんたいきん)
・座骨海綿体筋(ざこつかいめんたいきん)

 

骨盤底筋群が弱くなると、下から支える力がなくなり、内臓は下へ下へと下がってしまいます。ハンモックが緩くたるんでいるのをイメージしてもらうと、わかりやすいと思います。

たるんでしまっても、どこまでも下がっていければいいのですが、もちろん行き止まりがあります。
骨盤は上部は大きく開いていますが、下に行くほど狭くなってく、逆三角形のような形をしています。

内臓が下がってくると、下の方に位置する腸は上から降りてきた内臓に押しつぶされて縦方向に圧迫されていきます。それに加え骨盤は下側が狭くなっているので、腸は上からだけでなく、前後左右からも圧迫をうけることになります。

姿勢が悪くなると腸が動けなくなる

腸は蠕動運動をすることで便を先へ先へと送り、最終的には肛門から押し出します。しかし、圧迫された腸は蠕動運動が鈍くなり、便は押し出されなくなり、便秘になってしまいます。
関節の体の動きを作り出すのは筋肉ですが、内臓も同じく筋肉によって動きが作り出されます。

筋肉は活動すると熱を作り出すします。
運動すると熱くなって汗をかくのはこのためだし、寒い時に震えるも同じ原理です。

腸が動きにくくなって、活動が低下すると、温度はどんどん下がっていく。
温度が下がると、さらに活動しにくくなります。
そうして、また温度が下がって・・・と繰り返して腸の活動はどんどんにぶくなり、便秘が慢性化してしまいますのです。

便秘に続く下痢は防衛反射

あまりにも便秘が続くと、消化機能の低下、免疫力の低下、血流の低下、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどなど、カラダに色々と悪い影響が出てきます。
便の匂いがカラダや口から出てくる、なんてイヤなことも起こります。概して便秘の本人は気づいていませんが・・・

すると、カラダに悪影響があるので、原因となっている便を強制的に流し去ろうとします。
これが下痢の正体です。

そうなるまで待てなくて、薬で流してしまいます人もたくさんいますね。

便秘と下痢を繰り返す仕組み

すぐに、また次のスイッチが・・・

腸には100兆個ともいわれる、膨大な数の腸内細菌がいて、環境を正常に保っています。
重さにすれば、体重60㎏の人で約3㎏。私の体重がほぼ60kgなので、おなかの中には3kgもの腸内細菌がいることになります。

ちなみに、便の重量の50~70%は腸内細菌の死骸、またはそのもといわれています。

腸内細菌にとって、人間の体はたんなる住み家に過ぎません。
でもその住み家をできるだけ自分たちにとって、活動しやすいように、快適に保とうとしています。

腸内細菌にとって快適な状況とは、適度に栄養を吸収して分裂・増殖することができ、腐敗物やいらないもの、腸内細菌自身の死骸はきちんと片付けられている状況です。
つまり、腸内細菌は自分たちが快適であるために、腸内環境をいい状態に保とうと、日夜活動してくれているのです。

私たちが快便であるためには欠かせない共生者なのです。

自律反応であれ、薬であれ、下痢になると腸内細菌は一掃されてしまい、腸内環境が乱れてしまいます。
風邪や病気で抗生剤を飲むと便秘になるのは、腸内細菌も一緒に死んでしまうからです。

腸内環境が乱れると、便や老廃物の運搬や排出がうまくできなくなるので、また便秘になってしまいます。

こうして、便秘が解消された瞬間に、次の便秘のスイッチが入っているのです。
怖い話ですよね。

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ABOUTこの記事をかいた人

山口 和也

バランス整体 扇町 院長。 中学生の頃に腰を痛めたのがきっかけで、「治療」に興味を持つ。 大学卒業後、デスクワーク主体の仕事で持病の腰痛が悪化する中、再び「治療」に興味を抱き、会社に勤めながら整体のスクールに通う。 2010年、会社を退職し整体師に転職。 2012年、大阪市北区にバランス整体 扇町を開院。 大阪府富田林市出身:1975年12月27日生。一児の父。